はじめて鍼灸治療を受ける際の4つの注意点

はじめて鍼灸治療を受ける際の4つの注意点

鍼灸治療を初めて受ける際、施術の具体的なイメージがわかず、何か事前の準備やチェックが必要なのではないかと不安に感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、はじめての方向けに、鍼灸治療を受ける際に気をつけたい4つの注意点について詳しくご説明いたします。

鍼灸の施術の注意点①服装

鍼灸治療を受ける際の注意点として、まずは服装が挙げられます。鍼灸治療では治療用の鍼を肌に刺したり、火種をつけたお灸を肌に直接置いたりしますので、服装によっては治療の妨げになりかねません。鍼灸院によっては施術用に治療着が用意されていて、その場合には治療の前に着替えることになるためそれほど服装に気をつける必要はありません。

治療着が用意されていない鍼灸院の場合、着替えることなくそのままの服装で施術を受けるか、肌着だけ着用することになる可能性が高いです。施術の範囲としては首から肩にかけての部分や肩甲骨付近、腰やお腹などがメインとなりますので、その部位を出しやすい服装がおすすめです。ワンピースですと上半身だけめくるということができませんし、ハーフトップやスポーツブラの場合には背中が隠れてしまうことになりますので、上下でセパレートしている服装がベストです。

またボトムスに関しては、スキニーパンツなどのように肌にピッタリと密着するタイプの服ですと治療の際にめくるのが困難ですので、チノパンやフレアスカートなどゆったりしたものを選ぶことが大切です。

鍼灸の施術の注意点②体調

治療を受ける当日の体調にも注意が必要です。そもそも体調が悪いので鍼灸治療を受けるケースが多いかとは思いますが、鍼灸治療の対象ではない症状があるときに施術を受けると、かえって症状が悪化してしまう可能性があります。万全の体調で治療することが大切です。

風邪による発熱がある場合や、血圧が通常よりも高い場合、倦怠感がある場合やそれ以外でも寝不足などによって体調がすぐれない場合には鍼灸治療は受けるべきではありません。その場合には無理をせずに予約をキャンセルするか、別日に変更するようにしましょう。目的である症状の改善のための施術ですので、万全の状態で臨まなければなりません。

また当日体調に問題がない場合でも、食後の満腹状態や反対に空腹の状態ですと施術中に体調を崩してしまう可能性があります。何度か施術を受けて慣れるまでは、満腹でも空腹でもない状態が鍼灸治療に適していますので、施術の数時間前に食事を済ませておくようにしましょう。

鍼灸の施術の注意点③施術後

実際に鍼灸治療を受けた後の注意点ですが、鍼灸治療を行った日は、帰宅後にしばらく横になるなどなるべく安静にしましょう。それにより治療の効果が上がることもありますので、しっかりと身体を休めることが重要です。また飲酒は控える必要があります。シャワーや入浴については普段どおりで問題ありませんが、治療の際に身体に対して刺激が与えられているため、少なくとも術後2時間ほどは控えたほうが良いです。運動についても同じように術後2時間以上経過するまではしないようにしましょう。

施術直後や施術中に吐き気やめまいなどが起きる方もいらっしゃいます。治療によって血圧が変化したことや精神的な理由によって起きる場合がほとんどですので、その際はすぐに施術者に伝えて横になるようにしましょう。

また術後に倦怠感が出たり施術した部位の周辺に痛みを感じたり不快感が出る場合があります。その症状自体は鍼灸治療における正常な反応でなり、通常であれば3日ほどで解消されます。同時に内出血や患部が腫れる場合がありますが、それに関しては2週間ほどで治まります。また、重症の方ですとまれに痛みが増すこともあります。その場合には再度治療を受けるか、そのまま数日間放置することで治まりますので、ご自身のお好きな方法を選択するようにしましょう。

鍼灸の施術の注意点④薬を飲んでいる場合

何らかの薬を飲んでいる場合、鍼灸治療をする前に相談するようにしましょう。施術に影響のない薬であれば問題ありませんが、なかには鎮痛剤などのように鍼灸治療の効果に影響する薬もありますので、正しい効果を受けるためにも自己判断をするのではなくしっかりと相談することが重要です。

たとえば何かしらの持病などによって、血液を固まりにくくする薬を服薬していた場合、鍼灸治療では通常施術の際にちょっとした出血をすることがありますが、その出血量が通常以上となってしまう可能性があります。その他にも、抗癌剤治療をしていて白血球が少なくなっている場合ですと、感染症のリスクがありますので施術は避けたほうが無難です。

また、神経に対して作用する痛み止めや抗うつ剤を服薬していた場合ですと、鍼灸治療も神経の働きに作用する施術のため、効果が半減するか効果が全くなくなってしまうことになります。ツボに鍼を指すことで神経を通じて痛みを感じている部位を脳に伝え、それによって分泌される神経伝達物質が傷んだ部位を修復するといった仕組みとなっているので、神経の働きを弱める薬は施術の前後で控えていただきます。それが難しい場合には相談していただければ大丈夫です。

まとめ

鍼灸治療の施術を受ける場合、4つの注意点さえ抑えておけば問題ありません。服装は、上下がセパレートするラフなものがおすすめです。体調は万全の状態で、お腹は満腹でも空腹でもよくありません。施術後2時間ほどは運動も入浴も控え、できるだけ安静にしましょう。薬を飲んでいる場合には施術の効果に影響が出る可能性がありますので、事前の相談が必要です。鍼灸治療をご希望でしたらこの注意点を踏まえたうえで、「富士見町fine整骨院・マッサージ鍼灸院」にぜひお越しください。

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